No.046-緑内障の新しい点眼薬 エイベリス点眼液

2018/11/27に参天製薬から新しい緑内障点眼薬「エイベリス点眼液」が発売になります。

世界初の「選択的EP2受容体作動薬」というものです。

緑内障の場合、目薬で眼圧(眼球の内圧)を下げることがとにかく大切です。もともと人間の眼は、眼球の水分(房水)を外に出す経路が2つあるのですが、緑内障の目薬でどちらかの経路を促進してやれば眼圧が下がります。この目薬はこの経路を2つとも促進させるというものです(ぶどう膜強膜流出路と繊維柱帯流出路の両方から房水流出を促進)

眼圧下降効果はタプロスという緑内障の点眼と同じです。タプロスはプロスタグランジン系(PG系)と呼ばれる種類の眼圧下降薬です。緑内障の目薬は色々なタイプがありますがPG系が一番眼圧が下がります。しかしPG系は充血、まぶたの色素沈着やくぼみ、まつげが濃くなるなどの副作用があります。

新発売の目薬もPG系なので、タプロスと同じく充血は起きますが、色素沈着やまつげが濃くなる、上まぶたの溝深化(ヂューズ)などの副作用は起きなくなっています。
緑内障の場合、一番効くPG系をまず使うのが原則なので、色素沈着やまつげが濃くなる、上まぶたの溝深化(ヂューズ)などの副作用がない上に、今までのPG系と同じくらい眼圧が下がるこの目薬は、容姿を気にされる方には朗報だと思います。

但し、白内障の手術で眼に眼内レンズが入っている方には、黄斑部という、ものを見るための大切な場所のむくみをおこす可能性があるので禁忌となっています。

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2018年11月8日 木曜日