No.036-スティーブンス・ジョンソン症候群で眼科で「視力がでない」と言われた。

スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は飲み薬などの薬剤の副作用がで、高熱がでて、くちびる・口の中の粘膜、眼、外陰部や全身がただれる深刻な病気です。
年間100万人あたり3人くらいに発症しています。そのうちの3-10%は亡くなることもあります。

眼もただれるので、黒目の表面が凸凹になったり、黒目が濁ったりとという後遺症が残ります。そのせいで凸凹によるドライアイや、乱視のためにメガネやコンタクトでも視力が上がらず、再び見えるようにするためには角膜移植などの手術をするしかありませんでした。

しかしながら、最近これに対し、特殊な形状のハードコンタクトレンズを使用して視力改善させようとする治験が行われ、薬事承認を得たようです。

スティーブンス・ジョンソン症候群でただれた黒目は表面が凸凹しているのですが、このコンタクトはレンズの中心部が膨らんでいるので、黒目とコンタクトの間にスペースができ、そこに十分な涙が貯められる構造になっています。そのため黒目の凸凹があまり関係なくなり、また乾きにくくなっています。

実際の患者様ではこの特殊コンタクトレンズによって視力が0.05→0.5になるなど、満足感も得られているようです。

まもなく商品化されるかと思いますが、手術という高いハードルのみでなく、ハードコンタクトレンズで少しでも視力が上がれば、患者様もハッピーになると思います。

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2016年10月27日 木曜日