No.002-健康診断で視神経乳頭陥凹と指摘された

人間ドックや健康診断で、「視神経乳頭陥凹」とか「視神経乳頭陥凹拡大」などと、書かれていることが時々あります。

これは、健診の時にとった目の奥の写真(眼底カメラ)を、健診担当の眼科の医師がみて、そこに写った目の神経(視神経乳頭)を観察し、診断しています。

脳から神経が出て、目に入ってきたところが視神経乳頭です。視神経乳頭にはもともと少しへこみ(陥凹)があり、陥凹自体が病気ではありません。しかし、陥凹が大きい場合は、緑内障が疑われます。ですので、「緑内障の疑い」と診断されたと理解して下さい。

とはいえ正直なところ、健診結果に視神経乳頭陥凹拡大とかかれていても本当に緑内障になってしまっている方は一握りです。

なのであまり絶望的に考える必要はありません。あくまで健診というスクリーニングのため、少しでも疑わしい所見があれば「眼科で精密検査を」となるわけです。しかし健診で緑内障のサインがわずかでもあるということは事実なので、必ず眼科を受診するようにしてください。

検査は眼科一般検査に加え、緑内障は視野が欠ける病気なので視野検査も必要となります。視野検査に異常がなければ緑内障は否定されます(一部のまれで特殊な緑内障は除く)。

万一本当に緑内障だった場合はまずは目薬の治療となります。加えて定期的な視野検査で悪化していないかどうかみていきます。

緑内障だったとしてもほとんどの人は目薬のみで病気の進行は止まります。加えて目薬も毎日一日1回か2回だけ点眼すればよいものがほとんどなので、治療自体はストレスのかかるものはありません。

まれに、目薬だけでは視野が欠けていくのが止まらないケースがあるので、その場合は、レーザーや手術による治療も必要になることもあります。

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2015年6月27日 土曜日